奥秩父方面の花
2018年 05月 29日
どこに行こうか迷っていましたが、そうだオサバグサを見に行ってみようと急遽奥秩父方面に行くことにしました。ネット検索すると普通に販売されているし、実際耕心館では4月に見たのですが、やはり自然の中に自生しているオサバグサは別物でした。最初に見つけたときの感動も違うしその美しさも感動ものでした。難点はちょっと遠くてアクセスが悪いこと、あまりに人が少ないので一人では寂しいことでしょうか。それはともかくいい場所なので、できればそのうちに再訪してみたいと思っています。 (写真はクリックすると拡大します。)
本日は奥秩父方面に野草観察にやって来ました。気持ちのいい樹林帯からのスタートです。
最初に目に付くのはこの花。道端にたくさん咲いています。シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺、別名モリイチゴ)(バラ科オランダイチゴ属) その1.
サンリンソウ(三輪草)(キンポウゲ科イチリンソウ属) その1、ニリンソウと違って総苞葉に葉柄があります。
ミヤマキケマン(深山黄華鬘)(ケシ科キケマン属)
クワガタソウ(鍬形草)(オオバコ科クワガタソウ属) その1
サンリンソウ(三輪草)(キンポウゲ科イチリンソウ属) その2、水辺に多かったようです。
ヤマツツジ(山躑躅)(ツツジ科ツツジ属) その1
きれいな沢の流れに沿って歩きます。
クワガタソウ(鍬形草)(オオバコ科クワガタソウ属) その2
ワチガイソウ(輪違草)(ナデシコ科ワチガイソウ属) その1
タチツボスミレ(立坪菫)(スミレ科スミレ属タチツボスミレ類) その1
トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)(ツツジ科ツツジ属) その1
シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺、別名モリイチゴ)(バラ科オランダイチゴ属) その2
ニホンジカの群れに遭遇。増えすぎて食害に困っているようですが可愛いです。だいぶ人馴れしているのか逃げようとはしません。
ミヤマザクラ(深山桜、別名シロザクラ)(バラ科サクラ属)、葉が展開してから開花します。深い山のサクラだからミヤマザクラ。
ズミ(酢実、別名コリンゴ、コナシ、ミツバカイドウ)(バラ科リンゴ属) その1、このあたり満開のズミが目立ちます。
樹林帯の中を進みます。
タチツボスミレ(立坪菫)(スミレ科スミレ属タチツボスミレ類) その2
オオヤマフスマ(大山衾、別名ヒメタガソデソウ)(ナデシコ科オオヤマフスマ属) その1、草原の中に点々と咲いていました。
キジムシロ(雉蓆)(バラ科キジムシロ属)、葉が5小葉以上ありました。
サクラスミレ(桜菫)(ミヤマスミレ類) その1、気が付けば草原の中に点々と見られました。
ウマノアシガタ(馬の脚形、別名キンポウゲ)(キンポウゲ科キンポウゲ属)
スミレ(菫)(ミヤマスミレ類)、草原の中に濃紫色の花が目立ちます。
サクラスミレ(桜菫)(ミヤマスミレ類) その2
フデリンドウ(筆竜胆)(リンドウ科リンドウ属)
トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)(ツツジ科ツツジ属) その2、鮮やかな紅紫色が目を引きます。
オオヤマフスマ(大山衾、別名ヒメタガソデソウ)(ナデシコ科オオヤマフスマ属) その2
ズミ(酢実、別名コリンゴ、コナシ、ミツバカイドウ)(バラ科リンゴ属) その2、ズミは赤い蕾から白い花に変化するようです。
アズマシャクナゲ(東石楠花)(ツツジ科ツツジ属)、ハクサンシャクナゲは花冠内側に薄い緑色の斑点があります。ちょうど見ごろを迎えていました。
こんな雰囲気の道を進んでいます。
コミヤマカタバミ( 小深山傍食)(カタバミ科カタバミ属)、足元にはコミヤマカタバミガが増えてきました。
バイケイソウ(梅蕙草)(シュロソウ科シュロソウ属)の葉でしょうか。この辺りに群生しています。
ヒメイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)、花はこれだけでしたが結実している株はいくつか見かけました。
オサバグサ(筬葉草)(ケシ科オサバグサ属) その1、本日見たかった花。うっかりすると見落としそうにひっそり咲いていました。
誰とも会わない静かな道をさらに進んでいきます。
マイヅルソウ(舞鶴草)(キジカクシ科マイヅルソウ属)、もう少しで咲きそう。開花しているものはまだ見つかりませんでした。
バイカオウレン(梅花黄連、別名ゴカヨウオウレン)(キンポウゲ科オウレン属)、咲き残りが数輪見つかりました。ほとんどが結実していました。
明るい場所に出てきてホッとします。昼食のパンを食べながらそろそろ帰路につきます。
この辺りトウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)(ツツジ科ツツジ属)が群生していてそれは見事です。
クリンソウ(九輪草)(サクラソウ科サクラソウ属)、この花は例年よりも遅かったようです。まだ蕾が多かったです。
キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)(キバナノコマノツメ類)、沢沿いに群生していました。
ノミノフスマ(蚤の衾)(ナデシコ科ハコベ属)、ノミノフスマではないですか。確信はありませんがとりあえず。
サンリンソウ(三輪草)(キンポウゲ科イチリンソウ属) その3、雄しべがぎっしり。
ヤマツツジ(山躑躅)(ツツジ科ツツジ属) その2
クワガタソウ(鍬形草)(オオバコ科クワガタソウ属) その3、朝はつぼんでいたのがほとんどでしたが帰りには皆開花していました。
ミヤマガマズミ(深山莢ずみ)(スイカズラ科ガマズミ属 )でしょうか。葉の様子など、ちょっと自信がありません。
クリンユキフデ(九輪雪筆)(タデ科イブキトラノオ属)、まだ蕾のようです。沢沿いに咲いていました。
ミヤマカラマツ(深山唐松)(キンポウゲ科カラマツソウ属)、これもまだ蕾ですか。
ではまた。