富士・御坂方面の花
2018年 06月 13日
今日しかないという感じで9日ぶりの富士・御坂方面に行ってきましたが見事に天気予報に裏切られました。山頂周辺では濃霧が立籠めて来て期待していた富士山も見れず残念でしたが9日前には見れなかった花も少し見ることもでき楽しい山行となりました。 (写真はクリックすると拡大します。)
クマシデ(熊四手)(カバノキ科クマシデ属)の果穂、果穂が注連縄に下げる四手に似ている。なかでもクマシデの果穂は大きいのでクマシデの名がついた。
クジャクシダ(孔雀羊歯)(ホウライシダ科)、孔雀が羽根を広げたような姿をしているのでクジャクシダ。
シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺、別名モリイチゴ)(バラ科オランダイチゴ属)、いくつか咲いていましたがほぼ終盤でした。
ツクバネソウ(衝羽根草)(シュロソウ科ツクバネソウ属)、4個の葉が羽根つきの羽根のように輪生します。ここではクルマバツクバネソウのほうが多いような気がします。
ヤグルマソウ(矢車草)(ユキノシタ科ヤグルマソウ属) その1、特徴であるヤグルマのような大きな葉はうまく撮れませんでした。
クロイチゴ(黒苺)(バラ科キイチゴ属)、実は最初は赤で熟すると黒くなり食べることができます。
オシダ(雄羊歯)(オシダ科)、大型のシダなのでメシダに対する命名。
シロバナニシキウツギ (白花二色空木)(スイカズラ科タニウツギ属)、だいぶ悩みましたが白いままのニシキウツギがあるらしい。あまり自信はありません。
ニシキウツギ(二色空木)(スイカズラ科タニウツギ属)、茎のなかが空洞で、花ははじめ白く、のち紅色に変化するのでニシキ(二色)と名付けた。
ツルアジサイ(蔓紫陽花)(アジサイ科アジサイ属)、大きな木に絡んでいました。イワガラミに似ていますが、イワガラミの装飾花は1枚、ツルアジサイの装飾花は4枚です。
ミヤマガマズミ(深山莢ずみ)(スイカズラ科ガマズミ属 )
ヤグルマソウ(矢車草)(ユキノシタ科ヤグルマソウ属) その2、標高が上がると未開花でした。矢車のような大きな葉が特徴です。
フデリンドウ(筆竜胆)(リンドウ科リンドウ属)、割れた果実に種子がいっぱい入っています。種子は雨で受け皿から流されるようです。
イチヤクソウ(一薬草)(ツツジ科イチヤクソウ属)、平地よりも一ヶ月以上遅い感じです。この周辺、いっぱい見つかりました。
マイヅルソウ(舞鶴草)(キジカクシ科マイヅルソウ属)
ちょっとわかりませんが、キヌツヤハナカミキリ(カミキリムシ科)ではないですか。
ササバギンラン(笹葉銀蘭)(ラン科キンラン属)、茎上部の葉は折れ曲がっているようです。花は傷んでいてもう終盤のようです。
ツルキンバイ(蔓金梅)(バラ科キジムシロ属)
クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)(シュロソウ科ツクバネソウ属)、ツクバネソウの4枚に対して6~8枚の輪生葉が付きます。
カマツカ(鎌柄、別名ウシコロシ)(バラ科カナメモチ属)
クサタチバナ(草橘)(キョウチクトウ科カモメヅル属) その1、名前の由来は、ミカン科の立花に似た花をさかせることによります。
マタタビ(木天蓼)(マタタビ科マタタビ属)の両性花、葯の色がサルナシの黒紫色に対してマタタビでは黄色です。
グンナイキンポウゲ(郡内金鳳花)(キンポウゲ科キンポウゲ属) その1、ウマノアシガタよりは背も低いし花の様子も違います。
クサタチバナ(草橘)(キョウチクトウ科カモメヅル属) その2、なんとなく親しみの湧く花で好きな花の一つです。
エゾノタチツボスミレ(蝦夷の立坪菫)(スミレ科スミレ属タチツボスミレ類)、名前の由来は、北海道に多く自生することによります。タチツボスミレよりも草丈が高く側弁基部には毛があります。花の色は白色もしくは淡柴色です。
クサタチバナ(草橘)(キョウチクトウ科カモメヅル属) その3、今が盛り、いろんな場所できれいに咲いていました。
ナナカマド(七竈)(バラ科ナナカマド属)
シロカネソウ(白銀草、別名ツルシロカネソウ)(キンポウゲ科シロカネソウ属)
ベニバナツクバネウツギ(紅花衝羽根空木)(スイカズラ科ツクバネウツギ属)
サラサドウダン(更紗灯台、別名フウリンツツジ)(ツツジ科ドウダンツツジ属)、紅色が大変濃いタイプです。 その1
カラマツ(唐松、別名フジマツ、ニッコウマツ)(マツ科カラマツ属)の毬果
アヤメ(菖蒲)(アヤメ科アヤメ属)
草原にいっぱい咲いていました。ナツグミ(夏茱萸)(グミ科グミ属)あたりでしょうか。
サラサドウダン(更紗灯台、別名フウリンツツジ)(ツツジ科ドウダンツツジ属) その2
ゾウムシの仲間、クリアナアキゾウムシ(ゾウムシ科)に似ているような。
クリンユキフデ(九輪雪筆)(タデ科イブキトラノオ属)、茎葉は無柄で茎を抱きます。ハルトラノオとはだいぶ違います。
満開のヤマツツジ(山躑躅)(ツツジ科ツツジ属)、鮮やかできれいでした。
アシナガオトシブミ(脚長落文)( オトシブミ科)
シロバナフウリンツツジ(白花風鈴躑躅、別名シロフウリンツツジ)(ツツジ科ドウダンツツジ属)、サラサドウダンの白花品。花期が長いようでまだ盛りでした。
アズキナシ(小豆梨、別名ハカリノメ)(バラ科ナナカマド属)でいいでしょうか。山地に自生しています。形がナシに似ていてアズキのように小さい実ができます。
ミヤマカラマツ(深山唐松)(キンポウゲ科カラマツソウ属)
ムラサキツリガネツツジ(紫釣鐘躑躅)(ツツジ科ヨウラクツツジ属)
ヒメムヨウラン(姫無葉蘭)(ラン科サカネラン属)
カモメラン(鴎蘭、別名カモメソウ)(ラン科ハクサンチドリ属) その2
ドロハマキチョッキリ(泥葉巻短截虫)(オトシブミ科キョッキリゾウムシ亜科)
カモメラン(鴎蘭、別名カモメソウ)(ラン科ハクサンチドリ属) その3
ヤマトユキザサ(大和雪笹、別名オオバユキザサ)(キジカクシ科ユキザサ属)、茎に開出毛が多い。
グンナイキンポウゲ(郡内金鳳花)(キンポウゲ科キンポウゲ属) その2
アツモリソウ(敦盛草)(ラン科アツモリソウ属)
キバナノアツモリソウ(黄花の敦盛草)(ラン科アツモリソウ属)
アオチドリ(青千鳥)(ラン科アオチドリ属)
タチカメバソウ(立亀葉草)(ムラサキ科キュウリグサ属)
ギンリョウソウ(銀竜草)(ツツジ科ギンリョウソウ属)
チョウセンゴミシ(朝鮮五味子)(マツブサ科マツブサ属)、赤い実が房状につく。この実が五味子という漢方薬になります。
ではまた。