至仏山の花

2018年7月10日
前日は尾瀬ヶ原の散策後山ノ鼻に宿泊し、山ノ鼻小屋を朝7時に出発して至仏山から小至仏山、鳩待峠まで歩きました。山と高原地図によれば約5時間、ヤマケイアルペンガイドによれば約4時間のコースを8時間半かけて歩きました。初見の花、希少な花をたくさん見ることができましたが、8時間半でも時間が足らずかなりの見落としがあったようです。もし、また来ることができれば、今度は時期を変えて来てみたいと思っています。 (写真はクリックすると拡大します。)

昨夜の大雨は何とか止んだようです。朝食前に山ノ鼻に隣接する研究見本園を少し散策してみます。
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イブキトラノオ(伊吹虎の尾、別名エゾイブキトラノオ)(タデ科イブキトラノオ属)、花穂をトラの尾に見立てた。
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クガイソウ(九蓋草)(オオバコ科クガイソウ属)、輪生する葉が層を成して茎につくことからクガイソウの名前が付きました。
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ノアザミ(野薊)(キク科アザミ属)
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至仏山に向けて出発です。
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ネバリノギラン(粘芒蘭)(ノギラン科ソクシンラン属)、湿原を抜けて登山口に向かいます。
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至仏山登山口です。初っ端から急な階段を登っていきます。
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ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)(アヤメ科アヤメ属)
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これはオオバスノキ(大葉酢の木)(ツツジ科スノキ属)の果実でしょうか。
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ジョウシュウオニアザミ(上州鬼薊)(キク科アザミ属)
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アカミノイヌツゲ(赤実の犬黄楊、赤実の犬柘植)(モチノキ科モチノキ属)
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標高1680m地点、森林限界を越えたようです。
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イワシモツケ(岩下野)(バラ科シモツケ属)、森林限界を越えると急に増えてきます。ちょうど花の盛りでした。
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ただ今標高1760m、振り返ると尾瀬ヶ原が一望できました。
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ゼンテイカ(禅庭花、別名ニッコウキスゲ)(ワスレグサ科ワスレグサ属)
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シブツアサツキ(至仏山浅葱)(ネギ科ネギ属)、谷川山系、至仏山に生育します。
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ハクサンシャクナゲ(白山石楠花、別名ウラゲハクサンシャクナゲ、シロバナシャクナゲ)(ツツジ科ツツジ属)、花びらの淡緑色の斑点はハクサンシャクナゲの特徴です。
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コメツツジ(米躑躅)(ツツジ科ツツジ属)、名前の由来は、枝先に白い小さな花をつけた様子が米粒を巻いたようだから。
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ヒメシャジン(姫沙参)(キキョウ科ツリガネニンジン属)、がく片は細く、突起状の鋸歯があります。
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ミヤマダイモンジソウ(深山大文字草)(ユキノシタ科ユキノシタ属)、葉の裏は緑色でした。
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標高1930m地点の恐怖の急階段。うっかりすると真っ逆さまに転落しそうです。
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チングルマ(稚児車、別名イワグルマ、チゴノマイ)(バラ科チングルマ属)
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ハクサンチドリ(白山千鳥)(ラン科ハクサンチドリ属)
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ベニサラサドウダン(紅更紗満天星、別名ベニフウリンツツジ)(ツツジ科ドウダンツツジ属)、サラサドウダンの変種です。
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ウラジロヨウラク(裏白瓔珞、別名ツリガネツツジ)(ツツジ科ヨウラクツツジ属)
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ヨツバシオガマ(四葉塩竈)(ゴマノハグサ科シオガマギク属)
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ウサギギク(兎菊、別名キングルマ)(キク科ウサギギク属)、春先に出る2枚の葉をウサギにたとえた。至仏山にはエゾウサギギクが咲くのでそれかも知れません。
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タカネアオヤギソウ(高嶺青柳草、別名クモイアオヤギソウ)(シュロソウ科シュロソウ属)、全体の姿はタカネシュロソウと同じで同じような場所に生えています。
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タテヤマリンドウ(立山竜胆)(リンドウ科リンドウ属)、尾瀬ヶ原にも多かったけど至仏山の登山道にもたくさん見られました。
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ホソバコゴメグサ(細葉小米草)(ハマウツボ科コゴメグサ属)、ミヤマコゴメグサの変種で葉の形が細いらしいがよくわかりません。
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ユキワリソウ(雪割草)(サクラソウ科サクラソウ属)、至仏山も開花が例年よりも早かったのか、きれいなものは見れませんでした。
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ミヤマウイキョウ(深山茴香、別名イワウイキョウ)(セリ科シラネニンジン属)、細かく切れ込んだ葉が特徴です。しかし写っていない。
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タカネナデシコ(高嶺撫子、別名オノナデシコ、クモイナデシコ)(ナデシコ科ナデシコ属) その1
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タカネシュロソウ(高嶺棕櫚草、別名ムラサキタカネアオヤギソウ)(シュロソウ科シュロソウ属)、タカネアオヤギソウに似ていますがこちらの花は紫褐色です。
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ホソバヒナウスユキソウ(細葉雛薄雪草)(キク科ウスユキソウ属)、ミヤマウスユキソウの変種で茎葉が細い。至仏山、谷川岳の蛇紋岩地に生育します。
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これは何だ、珍しい野鳥か・・・と思ったのですが。ビンズイ(便追)(スズメ目セキレイ科)でしょうか。冬の永山丘陵以来、ここで再会するとは思ってもいませんでした。
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クルマユリ(車百合)(ユリ科ユリ属)、茎の中ほどで葉が5~20個輪生します。
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ミネウスユキソウ(薄雪草)(キク科ウスユキソウ属)、頭花が数個かたまってつき柄はないかあっても非常に短い。
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カトウハコベ(加藤繁縷)(ナデシコ科ノミノツヅリ属)、葉は三角形で先がとがります。本州では早池峰、谷川、至仏山に生育します。
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ジョウシュウアズマギク(上州東菊)(キク科ムカシヨモギ属)、至仏山、谷川岳の蛇紋岩地に生育します。
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イブキジャコウソウ(伊吹麝香草、別名ヒャクリコウ、イワジャコウソウ)(シソ科イブキジャコウソウ属)、イブキジャコウソウの最大の特徴は香りのようです。
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ホソバヒナウスユキソウ(細葉雛薄雪草)(キク科ウスユキソウ属)
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ムシトリスミレ(虫採菫)(タヌキモ科ムシトリスミレ属)、亜高山から高山の湿った岸壁や草地で見られる食虫植物。山頂近くでたくさん見られました。
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ハクサンイチゲ(白山一花、白山一華)(キンポウゲ科イチリンソウ属)、花びらはなく花びらのような白い部分はがく片。
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ジョウエツキバナノコマノツメ(上越黄花の駒の爪)(スミレ科スミレ属キバナノコマノツメ類)、葉が少し厚めで毛が少ない。谷川岳、至仏山の蛇紋岩地に生えます。
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イワカガミ(岩鏡)(イワウメ科イワカガミ属)
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イワイチョウ(岩銀杏)(ミツガシワ科イワイチョウ属)
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コバイケイソウ(小梅蕙草)(シュロソウ科シュロソウ属)
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シナノキンバイ(信濃金梅、別名エゾキンバイソウ)(キンポウゲ科キンバイソウ属)、花びらのように見えるのは5枚のがく。がくの内側にへら形の小さな花びらがあります。
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至仏山頂、標高2228mに到着です。4時間半もかかってしまいました。ここから鳩待峠に向かいます。
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タカネシュロソウ(高嶺棕櫚草、別名ムラサキタカネアオヤギソウ)(シュロソウ科シュロソウ属)
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ホソバヒナウスユキソウ(細葉雛薄雪草)(キク科ウスユキソウ属)
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ウラベニダイモンジソウ(裏紅大文字草)(ユキノシタ科ユキノシタ属)、本種はミヤマダイモンジソウの変種で葉の裏が赤くなります。
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ミヤマキンバイ(深山金梅、別名オクミヤマキンバイ)(バラ科キジムシロ属)
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ムシトリスミレ(虫採菫)(タヌキモ科ムシトリスミレ属)
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ジョウエツキバナノコマノツメ(上越黄花の駒の爪)(スミレ科スミレ属キバナノコマノツメ類)
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タカネバラ(高嶺薔薇、別名タカネイバラ、タカネハマナス)(バラ科バラ属)
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タカネシオガマ(高嶺塩竈、別名ユキワリシオガマ)(ハマウツボ科シオガマギク属)、ヨツバシオガマに似ていますが、ヨツバシオガマのほうが花がまばらにつき、背が高いのが特徴のようです。
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ホソバヒナウスユキソウ(細葉雛薄雪草)(キク科ウスユキソウ属)
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ホソバツメクサ(細葉爪草、別名コバノツメクサ)(ナデシコ科タカネツメクサ属)、一見カトウハコベかなと思いましたが、ホソバツメクサは葉が線形で細い。
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イブキジャコウソウ(伊吹麝香草、別名ヒャクリコウ、イワジャコウソウ)(シソ科イブキジャコウソウ属)
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ハクサンシャクナゲ(白山石楠花、別名ウラゲハクサンシャクナゲ、シロバナシャクナゲ)(ツツジ科ツツジ属)
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ゴゼンタチバナ(御前橘)(ミズキ科ゴゼンタチバナ属)
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ツマトリソウ(端取草)(サクラソウ科ツマトリソウ属)
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小至仏山に到着。鳩待峠からの最終バスは余裕ですが、先ほどから雨が降っていてあまりのんびりでき双もありません。
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タカネシオガマとネバリノギラン
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チングルマ(稚児車、別名イワグルマ、チゴノマイ)(バラ科チングルマ属)
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オヤマ沢田代に向かう道。延々と続く気持ちのいい道です。
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ハクサンイチゲとイワカガミ
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オゼソウ(尾瀬草、別名オセソウ)(サクライソウ科オゼソウ属)、見た目たいへん地味で誰も気に留めることもなさそうな花、その実氷河期から生き残り至仏山、谷川岳、北海道の一部にしか生息しない貴重な花。
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ハクサンイチゲとシナノキンバイ
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ハクサンコザクラ(白山小桜、別名ナンキンコザクラ、タニガワコザクラ)(サクラソウ科サクラソウ属)、ちょっと傷んでいて残念ですが。
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シナノキンバイ(信濃金梅、別名エゾキンバイソウ)(キンポウゲ科キンバイソウ属) その2
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ハクサンチドリ(白山千鳥)(ラン科ハクサンチドリ属)
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アカモノ(赤物、別名イワハゼ)(ツツジ科シラタマノキ属)
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ガクウラジロヨウラク(萼裏白瓔珞)(ツツジ科ヨウラクツツジ属)
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タカネナデシコ(高嶺撫子、別名オノナデシコ、クモイナデシコ)(ナデシコ科ナデシコ属)
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ゴゼンタチバナ(御前橘)(ミズキ科ゴゼンタチバナ属)、このあたりからゴゼンタチバナの群生地でした。
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オゼソウ(尾瀬草、別名オセソウ)(サクライソウ科オゼソウ属)
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この辺が鳩待峠がわの森林限界のようです。前方の林はオオシラビソ林でしょうか。
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ナナカマド(七竈)(バラ科ナナカマド属)
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ワタスゲ(綿菅、別名スズメノケヤリ、マユバケスゲ)(カヤツリグサ科ワタスゲ属)
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ズダヤクシュ(喘息薬種)(ユキノシタ科ズダヤクシュ属)
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ゴゼンタチバナ(御前橘)(ミズキ科ゴゼンタチバナ属)
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オオバタケシマラン(大葉竹縞蘭)(ユリ科タケシマラン属)、花は淡緑色、葉の下に直角に曲がった花柄に一つぶら下がります。
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マイヅルソウ(舞鶴草)(キジカクシ科マイヅルソウ属)、集合写真はうまく撮れませんでしたがこのあたりマイヅルソウが大群生です。
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ミツバオウレン(三葉黄連)(キンポウゲ科オウレン属)の咲き残りですか。
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エンレイソウ(延齢草)(シュロソウ科エンレイソウ属)
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ウマノアシガタ(馬の脚形、別名キンポウゲ)(キンポウゲ科キンポウゲ属)
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イワイチョウ(岩銀杏)(ミツガシワ科イワイチョウ属)
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アカモノ(赤物、別名イワハゼ)(ツツジ科シラタマノキ属)
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ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)(アヤメ科アヤメ属)
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オガラバナ(麻幹花、苧殻花、別名ホザキカエデ)(ムクロジ科カエデ属)、オガラバナの材は麻幹(おがら)のように柔らかい。
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ハリブキ(針蕗)(ウコギ科ハリブキ属)
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鳩待峠に到着しました。ここから尾瀬第一駐車場までバス移動すればあとは車でのんびり帰るだけです。
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ではまた。

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by kukimohu | 2018-07-10 22:43 | 尾瀬・奥利根 | Trackback

奥多摩の山々を歩きながらそのとき目にとまった野の花、山の花を中心に撮影しています。それらの名前を調べできるだけきれいな写真に残すことが当面の目標です。画像はヤマジオウ、奥多摩方面で撮影したものです。


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